もうだいぶたっちゃったけど、残りの旅行記を上げておきます。
8月20日
支笏湖から新千歳空港へ。相方はここから飛行機で現実へ。
僕もお土産を買って、相方にもって帰ってもらう。午後1時くらいに別れて、ここからは一人旅。
千歳から支笏湖へ戻る途中、スピード違反で捕まる。夏の北海道は道警のかきいれ時なので、赤キップだけはもらわないように気をつけていたのだけど、21キロオーバーでキャッチされた。そんなみみっちいのとらないでほしいわ、まったく。激しく凹む。
支笏湖、洞爺湖を経由して噴火湾岸。海沿いを南下して5時頃函館着。フェリーの状況を確認すると、東日本フェリーは余裕で空いていた。
午前3時発のフェリーに乗ることにしたのだが、まだ10時間近くある。かといって郊外のキャンプ場までいくほどの余裕もない。どうしようか思案しながら、とりあえずせっかくなので夜の函館山に登る。
函館山はびっくりするくらい混雑していた。のんびり夜景でも眺めて、と思っていた当てが外れてしまう。とりあえず一応写真だけ記念に(写真1)。
山を下りて、情報機器を駆使して発見した24時間サウナへ。風呂を浴び、3時間くらい仮眠をとってフェリー埠頭へ。
ガラ空きのフェリーは定刻の午前3時に出港。
この日の走行距離は328km
8月21日
3時間半ほどの航海で青森に到着。細切れではあるが合計で6時間ほど寝ることができた。
津軽半島を北へ。竜飛岬には日本唯一の階段国道がある。岬を挟んで津軽海峡から日本海へ回るルートは、実は自動車道が国道の本線ではない。国道は竜飛の漁港で突然折れ曲がり、民家の軒先をくぐると、人がちょうどすれ違えるくらいの幅の階段になって、岬の斜面を登り、岬の頂上で迂回してきた自動車道と再び合流する。せっかくなので車を降りて階段を上ってみた。標高差70メートルをクロックスで登ると息が上がった。
日本海側に出ると、竜泊ラインを南下(写真2)。道100選9本目。この道を走るためにわざわざ津軽半島を回ってきたのに、残念ながらハイライトは霧の中。いつかリベンジしたいが、遠いなあ。
秋田に入ってもひたすら日本海側を南下。午後3時頃に男鹿半島に到着。半島の真ん中にお椀をかぶせたようになっている寒風山に登る。道100選10本目。ついでに入道岬まで足を伸ばす。何というか本当に「せっかくなので」という感じで、いくだけ行って引き返してきた。
秋田市街を抜けて午後5時頃に岩城に到着。地図を見ながらキャンプ場を探すが、一つは見つからず、一つは閉まっていて、一つは真っ暗で人ひとりいなかったのであきらめて道の駅に寝ることにする。
大学生のソロチャリダー、10人くらいのチャリンコサークル、女の子のバイク一人旅(しゃべるまで女の子だってわからなかったw)と同室。ちなみにこの女性ライダーは青森との県境付近の道の駅でも一回会っている。
休憩室の床にマットとシュラフを敷いて雑魚寝。雨風しのげて快適だが、駐車場のキャンピングカーがうらやましいのも事実。
走行距離は505km
8月22日
早寝早起きで5時半には出発。いったん山形に入ってから鳥海ブルーラインを北上して再び秋田へ。この日も天候に恵まれず、山道の山形側では土砂降り、秋田側では濃霧。一応道100選10本目だけど、ここもまたリベンジだな。
そのかわり掘り出し物を見つける。国道7号と108号を結んで鳥海高原の山中を抜ける県道58号線。1.5車線の狭い山道だけど、ブナの原生林が見事。
R108ーR47ーR457とつないで蔵王エコーラインへ。もうどこからでも高速に乗れちゃうんだけど、まだ体力あるし、ETCの深夜割りも使いたいから、山道をつないで時間を稼ぐ。天候、視界ともに悪くて、なんと言うかただの酔狂。いちおう道100選11本目。
さらに米沢街道を南下して福島へ。西吾妻スカイバレー、桧原湖畔道路を走って道100選13本。
猪苗代磐梯高原でやっと高速に乗る。
あとは仮眠をとりつつ東北道を南下して、ETC深夜割りの時間まで粘り、首都高湾岸で幸浦まで。途中栃木のあたりで下品なカルディナに追い回される。いったんちぎったんだけどしばらくしたらまた張り付かれたので、無理矢理前にいかせて煽ってやった。
横須賀に着いたのは1時半頃。
走行距離は814km。たくさん走ったなあ。