ポイント

といっても、得点のことではなく。
線路の分岐点にある切り替え機のことです。

現在ではそのほとんどが機械による集中制御で自動的に切り替わりますが、むかしはおじさんが「ガシャンコ」って大きなレバーを倒すことでポイントを切り替えていました。このおじさんの「ガシャンコ」によって、電車は総武線に乗って東へ行ったり、東海道線に乗って西へ行ったりするわけです。

人生においても(と、大げさに出てみる)この「ガシャンコ」のおじさんみたいな人に出会うことがあります。
その人とはほんの一時期しか、あるいはほんの一瞬しか付き合いがなかったのに、その人によって人生の行き先が大きく変わってしまうような出会いです。恩師とか親友とか心の師匠とか、そんなんでなく、その人の「ガシャンコ」の上をただ通過しただけなのに、もう進路変更ができなくなってしまうような出会いです。

皆さんにはありませんか?

僕はあります。その人の連絡先はまだ知っていますが、もう連絡は取っていません。
その人に恨みも感謝も特にないですけど、もしその人と袖振り合ってなかったら、っていうパラレルワールドを見てみたいって、今でも時々思うのです。

特にオチはありません。