すごい映画

を見ました。

デビルマンの実写版。

各種映画批評でこれほどまでに酷評された映画を僕は知りません。気になる人はググってみてください。
その、あまりの言われ様が気になって、以前から見たいと思っていたのですが、久しぶりにふらっと寄ったツタヤで思い出してレンタルしてきた次第。

(以下ネタばれあり)

実際に鑑賞してみると、うわさにたがわぬ突き抜けっぷりでした。これほどまでにディテールを無視した映画は見たことがありません。映画に没入できるかどうかは、ディテールをどれだけ作りこんでいるかに大きく依ると思うのですが、そこを完全に無視して作っているために、映画に全く没入できず、冷静なツッコミを入れながら見ざるを得ないのです。

ロケ地はほぼ3箇所。主人公の実家の車は静岡ナンバーで、主人公が通う学校にデーモンが現れたときに駆けつけるのは静岡県警なのに、主人公が学校帰りに遊びに行くのはLaQua。主人公が学校帰りにバイクを飛ばすのは、能登半島を思わせる海岸線。行動範囲の広さに驚くばかりです。

冨永愛は、さも重要人物っぽく登場するが、1回デビルマンと戦ったきり2度と出てこない。そのバトルも、田舎の研究所の一室で始まり、屋根を突き破って外に出た後、東京のオフィスビル街を飛び回って殴り合い、絡み合ったまま地上に落ちて来た場所が元の研究所の一室、というぶっ飛びっぷり。

物語のあちこちに思わせぶりに登場する謎の神父は、絶対何かの伏線だろうと勘ぐっていたら、佳境に差し掛かったとたん消息不明になり、こちらも2度と現れなかった。後で調べたら、友情出演した原作者だって。

他にも、お前が生き残るのかよ!っていうラストや、意味不明に登場するKONISHIKIに小林幸子にボブサップ、デビルマンのかっこいいキメポーズ、映像的演出によって都合よくコロコロ変わる天気、など、まさに「1分に1回ツッコめる」出来となっております。

まだ見てない方は是非。
いや、ホントに最高だって。