東京国際

日本のテレビ局は「感動」という言葉を安売りしすぎだと思います。
映画やスポーツに枕詞のように付けられてしまうこの「感動」という単語ですが、実際にスポーツや映画を見て感動することなんて、正直それほど多くはありません。「感動」よりも敷居が低そうに思える「興奮」ですら、そうそう無いなあと思うのです。
最近テレビで見てもっとも興奮した番組は、今シーズンのF1ヨーロッパGP。十分なマージンを築いてトップを逃げるライコネンのタイヤにトラブルが発生しペースが上がらない。残り6周で2位との差が8秒。毎週1秒強ずつ2位との差が縮まっていって、計算上ではほぼ同時にゴール。あれは痺れました。動悸は1.5倍速だし、手は汗でべちょべちょだし。残念ながら、ファイナルラップでライコネンのマシンが耐え切れなくなり、フロントサスペンションがぶっ飛んで悔しいリタイアになってしまったのですが。。。
僕は一応サッカーファンなのですが、サッカーは数を見ているせいか、最近はめったなことでは興奮しなくなっちゃいましたね。

で、感動なんですけど、今日の高橋尚子の走りはすごかった。ホント、生まれてはじめてかも、と言う感じで、スポーツ中継で涙が出ちゃいました。マラソン、特に女子マラソンは、限界まで身を削っているストイックさと、いたいたしさと、懸命さとっていうのがあの細い体に集約されていて、なんというか気高さすら感じます。あのくらいだったら、「感動」ってキャプションつけても許す。

昨日は天王町で月イチのアコイベント。着実に友達の輪が広がっているのがうれしい。カホンとかボンゴとかって、わりとどんなセッションにでも乱入できるので、いろんな人から誘ってもらえるから幸せです。逆に、一人では何も出来ないのがつらいところだけど。

もう3時過ぎちゃった。これから横浜に飲みに行ってきます。

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そうへい

都内の某ベンチャーでWebまわりの開発してます。趣味でドラムとパーカッション叩いてます。スノボ、キャンプ、登山、秘湯めぐり等、アウトドア全般イケます。LiverpoolFCのファンです。